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東方紅楼夢14

 良い子の皆さーん、今年も、紅楼夢の季節がやってきましたよ~

 そんなわけで、EDStudioもサークル参加です。三年連続となる紅楼夢新刊も、無事完成いたしました。
 今回の新刊「童の歌」は、タイトルの通り「子供」をテーマにした三作の短編からなる短編集となっております。サンプルはpixivにて公開しておりますので、ぜひ一度ご確認ください。
 そして本作のカバーイラストは、前々作「あなたの恋に、××を」を手掛けて下さったFULEさんにご用意して頂けました。会場では大判のポスターも掲示予定ですので、こちらもぜひご覧になっていって頂ければと思います。

 新刊は一年ぶりですが、それとは別にもう一点。
 なんか唐突に、新作短編「稗田の嫁」を、東方創想話およびpixivにて公開いたしました。気がついたら、創想話への投稿はおよそ三年ぶりとなる本作なのですが、非常にごめんなさいなことに、こちら、件の既刊「あなたの恋に、××を」の後日談的な位置づけになっております。あの、あの、本作単体でも読んで頂けるようにはなっているはずですので、はい。よろしくお願いします……

 というわけで。10/21開催の東方紅楼夢14、サークル「EDStudio」はH-02aにて皆様をお待ちしております。新刊の他、一部既刊も取り扱っておりますので、足を運んで頂ければ嬉しく思います。
 加えて、もう二点。イラストを担当して下さったFULEさんのサークル「BON VOYAGE」は、A-07bに配置されております。こちらにも是非お越しください。そしてもう一点ですが、以前からちらほらと話題にしていた友人のhiguma氏が、この度初のサークル参加となります。こちらはい-20a「あくせるべあー」となっております。是非皆様のご声援を賜れればと思います。

 それでは、紅楼夢の場でお会いいたしましょう
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初めての映画レビュー【Mr.タスク】

例大祭にも出ますけど、既刊のみなんですの。



そんなこととは関係なく、最近になって以前から気になっていた映画を一本見たのですが……こいつが中々考えさせられる一本でして。折角なので、生まれて初めて映画レビュー的なものをこしらえることにしました。
原稿やれとか一旦置いておいてください。
これは何のブログなんだということも一旦置いておいてください。

そんなわけで「Mr.タスク」です。
Mrタスク


※以下ネタバレを多分に含みます

【あらすじ】ポッドキャストを運営する男性、ウォレスは取材のためカナダへ。しかし不測の事態により、取材は空振りに終わってしまう。次の収録のためのネタがないと困り果てた彼は、自身の航海の話を聞いて欲しいという老人の存在を偶然知り、彼の元を訪れる。ハワードと名乗る老人に手厚く迎えられ、会話に花を咲かせるウォレスであったが、睡眠薬を盛られた彼は意識を失ってしまう。そしてそこから、悪夢のような体験が始まった――

公式が謳う本作のジャンルは「セイウチ・ホラー・エンターテイメント」。ホラー的な要素を含むものの、それが全てではない。本作序盤から漂うどこか軽薄な雰囲気が、早々にそれを理解させてくれる。
序盤のウォレスとハワード老人の会話パートは特に印象的だ。無意味なようで、妙に含蓄溢れる語りのハワード老人に対し、ウォレスも下ネタを交えつつもスムーズに相槌を打ち、会話を転がしていく。またこれらの中で語られるハワード老人の体験談は、後に彼が狂気を露わにしていく過程で、徐々にその意味を大きくしていく。作品最大のキーマンであるハワード老人の人物描写という点については、手抜かりがないように思われた。
ウォレスの境遇も、単に悲惨というだけに留まらない。キル・ビルの真似をして大けがを負った少年をポッドキャストのネタにしに来た彼が、逆に脚を、そして人間としての尊厳を失っていく様は皮肉でもある。しかしやはりセイウチへの改造は単なる天罰というには行き過ぎており、「こいつロクでもないやつだなー」と思いながらも同情を向けることになるという、なんとも絶妙な気分になる。

とはいえ、本作が欠点のない名作かと言われればそうでもない。最たる問題点は、“テンポが悪い”ということだろう。序盤のウォレスとハワード老人の会話についてはまだ良い。先述の通り、ウォレスの相槌が割とスムーズに話を進めてくれる。ただ、それ以降については難しい。脚を切り落とされ半狂乱となったウォレスに応じるハワード老人は、露骨な誤魔化しに終始し、どうしても退屈な展開になりがちだ。また色々あってウォレスが会話能力を失ってからは、ハワード老人がゆっくりしゃべるだけになってしまう点もテンポの面では苦しい。とはいえこのパートに満ちる全体的な狂気は、それはそれで本作の魅力ではあるのだが。
さらに、ウォレスの恋人や相棒が彼を捜索するパートもちょっとした問題を孕む。彼らが合流することになるギー・ラポワンテ元刑事は、端的に言えば話がつまらない。長尺をとって彼が話す内容は、割と同じことの繰り返しだったり勿体ぶっているだけだったりと、ハワード老人のような話の広がりがないのだ……と言うものの、ラポワンテ氏自体は捜索サイドほぼ唯一の功労者とも言える程度に活躍しており、いなかったらいなかったで困るのが悩みどころだ。
余談として、私は視聴後に知ったのだがこのラポワンテ氏、演じたのはジョニー・デップとのことである。
兎角中盤以降のテンポが悪い、これが最大の難点であるように私は感じた。それ以外にも着ぐるみがチープだとかいう意見は散見されるが、個人的にはあまり気にならなかった。恐らく、どの程度ホラー味を求めて視聴するかにもよるのではないかと思われる。少なくとも精緻な造形でないことは確かだ。

これらの上で、私が本作最大の魅力と感じたのは、作品全体に横たわる“物悲しさ”である。が、これを語ろうとすると大いにネタバレを含むことになるので、以下に折りたたんで記載することにする。出来るならここまでで本作に興味を持ち、鑑賞を終えた後で感想を共有するような感覚で見て頂けたら幸いに思う。

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東方紅楼夢13

 さんざんTwitterで呟いた挙句に、今さらこっちで告知打たないと思いました? 残念、(一応)更新します。

 さて、今週末に迫りました東方紅楼夢13ですが、一年振りの新刊を引っ提げてサークル参加いたします。実のところ、一年で新刊が出るのはEDStudio史上最速記録となるのですが、まるで自慢にならないという。
 新刊「スターライナー」は、老いた魔理沙を中心に、遥か未来の幻想郷を描く一作となっております。サンプルはpixivにて公開中ですので、よろしければご確認ください。また、カバーイラストは前々作「四隅の鋭角」と同じmiyoさんに手掛けて頂きました。是非会場でご覧になって頂ければと思います。

 そして、もう一点大事なお知らせです。東方紅楼夢13にて新刊をお求め下さった方を対象に、アンケートにお答え頂くことで100円引にて新刊を提供させて頂くキャンペーンを実施いたします。これにより、通常頒布価格600円のところを、コインいっこ(500円)にてお買い上げ頂くことができます。
 ご自身で買いに来て下さった方だけでなく、買い子としていらっしゃった方にも参加していただけるように計らっておりますので、「わざわざ自分で行かなきゃいけないのかよクソが!」となる心配はございません。が、本音を申し上げれば、お読み下さる方ご自身に来て頂けた方が嬉しくは思います。もしお時間が許すようでしたら、ご協力頂けますよう何卒よろしくお願い申し上げます。私共のような弱小サークルにとっては、皆様のささやかな一言が値千金のものです故――

 それでは、10/22の東方紅楼夢13、スペース番号せ-24bにて、皆様のお越しをお待ちしております
紅楼夢13サクカ 小

名華祭11とその他

 はい、皆様お久しぶりです。えどわーどです。

 そんなわけで、以前に少し触れた内容ですが、来る四月二日に開催される東方名華祭11にて、無事スペースを頂くことができました。E-34にてお待ちしております。
名華祭11サクカ
 なお新刊はありません。
 …って言うと、正直わざわざここへ確認しに来て下さる方にとっては「じゃあいいや」にしかならないんだよなぁ。ちなみに次作はノロノロと執筆中。目標は今年の紅楼夢あたりです。期待せずにお待ち頂ければ。

 あとは近況をぼちぼち。
 近況というか、今週末発売のMHXXがだいぶ楽しみになってきてます。ド下手なりに長々と遊んでおりますが、今度はスタイルもさらに増え、これまで使ってきた武器種も一層使い込めるようになりそうです。あと、何気にすごく待ち遠しいのがべリオ装備とべリオ武器。3Gの頃には主にデザインが理由で愛用していたので、是非とも作りたいものです。
 モンハン以外だと、春配信とされてきていたマギアレコード。6週連続CMも始まり、この調子だと四月末か五月くらいかなと予想しています…が、不安なのが容量。現在使っているiPhoneが、買った当初はそこまでガッツリゲームをやる気がなかったこともあり16Gモデルだったのですが、気が付いたら自由領域の約半分をFGOに食われているという事実。動作にはそこまで不安を感じていない中で買い替えに走るかは微妙なところですが、先のことを思うと選択肢には入れておこうかな、とか。

 そんなこんな。とりあえず名華祭では新しい何かをお見せする用意はありませんが、気が向いた方はお越し頂けると幸いです。それではまた

死ぬほど雑記

 皆様、新年あけましておめでとうございます。えどわーどです。
 もう22日だぞ俺。

 心底遅くなりましたが、昨年の紅楼夢12では大変多くの方に当サークルの本を手に取って頂くことができました。既刊、新刊いずれについても、ご購入くださった方々には厚く御礼申し上げます。
 とはいえ、調子ぶっこいた私がかなり過剰な発注をかけたため、実のところまだまだ在庫は残ってございます。これらにつきましてはまた改めて告知を打つつもりではありますが、恐らくは四月の名華祭、そして五月の例大祭で再度頒布する予定であります。詳細が決まるまで、今しばらくお待ちください。
 ちなみに、進行具合からいって、まず間違いなく新刊はありません。悪しからず。

 紅楼夢の後は、うたわれるものプレイしたり、FGOのクリスマスイベやったり、七章やったり、終章やったり、美術展見に行ったり、卓球の全日本見てたりとそれなりに色々やってました。新作の原稿もちまちまやってますが、丁寧に書くあまり筆が遅く云々という言い訳も……
 あ、すげぇローカルな話になりますが、愛知県立美術館で開催中の「ゴッホとゴーギャン展」、良かったです。印象派の絵画は元々好きだったのですが、互いに縁深い二人の生涯に焦点を当てた展示は、その時期の画風と背景の関連を見ることができ、大いに楽しめました。今回の展示の中では、「グラスに生けた花咲くアーモンドの小枝」が個人的には気に入りました。
……これ何のブログだよ。

 そんなこんな。また遠からぬうちに何かしら報告できればと思います。
 もしなかったら……察してください
プロフィール

えどわーど

Author:えどわーど
サークル「EDStudio」代表のえどわーどと申します。まったりゆっくり更新していきますので、よろしければお付き合いください

pixiv えどわーど
twitter @Edwordsparrow

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